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遺品買取の資料公開!

この通販で築いた富を元手に鉄道や不動産など様な事業に進出、1918(大正8)年には衆議院議員に、その三年後には貴族院議員にまで上り詰めたのである。
T・Jは通販を評して曰く、「商売は儲けたり、損したりする事は恰もバクチに似ているが、バクチはどこまで行ってもバクチだが出版屋と製薬業は成功すれば堅い商売になる。
だから金儲けはこれに限る」。
晩年は病に倒れ、ホテル業のみに専心したT・Jだが、「通信販売の父皿呼ぶに相応しい傑物であったことには違いない。
そもそもテレビショッピングとは、テレビ局の放送枠を借用、購入、提携するなどの方法で、通販ないしは通販利用企業の商品告知を地上波、BS、CSなどの電波に乗せて、成立する。
この中には、独立した通販番組はもちろん、純粋なCMとしての通販スポットがある。
これを利用する企業には、今や西友グループの傘下である二光や、日本人形作りの通信教育会社「東京高等人形学院」が母胎の日本文化センター、大阪に本社を持つ日本直販(親会社は総通)、などの老舗がある。
この通販スポットでの、商品説明のスタイルは今も昔もさほど変わらない。
男女二人の司会者が、まず「高枝切りばさみ」など商品の説明をし、「○○で困っている人」の姿を映し出す。
そして、商品が現れ、その商品を実際に使う場面が挿入され、その後実際の使用者現れ、申し込み電話番号のジングルへ繋ぐ。
ともかく、この「素人の大仰なリアクション」が見たいがために、その手のCMが流れると、私は子供のころから固唾を呑んで見守ってしまう。
ほかに実演販売人が全編出てきて、リアクションは声だけというのもある。
長年関心を持っていたこともあって、ぜひ取材してみたく各社当たってみたのだが、いずれも「取材を受け入れる体制にない」と断られてしまった。
過去の記事を検索してみても、結局はっきりしたことはわからずじまい。
やはり、ある種、独特の世界が形成されているようだ。
今でこそ芸能人を起用した通販番組が花盛りだが、かつてその種の番組への出演はタレントの格を落とすといわれ、芸能界からはむろん、視聴者からも一段二段低く見られがちだった。
しかし、一〇年以上前から、きちんと視聴率を稼げる通販番組として続いてきた番組がある。
それがテレビ朝日で二〇〇三年三月いっぱいまで放映していた『マーメイド』だ。
ックル』など、報道や情報バラエティで知られる老舗のオフィスートウー・ワン。
『マーメイド』にはCMが入らないが、テレビ朝日も制作者としてクレジットされており、通販企業のいわゆる放送枠買取り番組とは一線を画す。
話を聞くため、テレビ朝日にほど近い東京・六本木のオフィスートウー・ワンに出向いた。
開口一番、「なぜテレビショッピングを?」という月並みな疑問をぶつけると、「ものを売っている番組ではないんですよ」とニヤリと笑った。
やっぱり情報番組なんですよ。
扱う品も自己満足のS・Y地というか、自慢のできるもの。
二分は本当の欲求から八分は自慢したいがために欲しいような、そして、自慢した相手に『いいな、いいな、俺も欲しいな』と言わせるような商品。
確かに、年間およそ四〇〇品目に及ぶ同番組の商品セレクトは、マニアックというか趣味性が強く、商品を巡るゲストを交えた羅蓄トークが番組独特の雰囲気を作り上げる。
同番組は最初、深夜情報番組の一コーナーから『快楽通信』として始まり、やがて九三年一〇月に独立。
その後、九七年一月『ミッドナイトマーメイド』としてリニューアル。
この時番組の「顔」となった風見しんごが登場し、いつしかタイトルから「ミッドナイト」も取れ、二〇〇一年九月まで彼が司会を務めた。
その後、司会は朝岡聡(元テレビ朝日アナウンサー)と龍円愛梨(同局アナウンサー)となり、二〇〇三年の放送終了後も、後番組『うる蔵』『かう蔵』(いずれもテレビ朝日系)に朝岡は出演を続けている。
さらに二〇〇三年春から『シナモン』(テレビ東京系)もスタートして、風見しんごと乾貴美子が司会を務めている。
の価値を様な角度から検証するスタイルになってきてからだと思う。
『モノーマガジン』誌編集長など毎回セレクッションブレーン(コメンテーター)を招いて、そこにコレクターとして知られる、たちョウ倶楽部の寺門ジモンが絡み、マニアックなトークを展開する。
レアもののジッポーや限定モノのG-SHOCKなど、主に男性向けの商品が紹介されているような印象があったが、同番組のユーザーが「女性が四割を占める」というのは正直驚いた。
現に、ロングセラー商品の筆頭は「マルセイユ石鹸」だそうだ。
これは番組スタート以来八年の間、コンスタントに売れ続けているという。
この『マーメイド』が通販番組のイメージをガラリと代えたことは評価に値すると思う。
関西テレビで放送中(毎週金曜深夜)の『真夜中市場』や、ヒロミとTAKE2が司会するフジテレビの『東京天使』(木曜深夜)など、『マーメイド』が成功しなければ出てこなかったろう。
『真夜中市場』などは九六年二月スタートだから、こちらもこの種の番組としてはずいぶん長寿となる。
視聴者の立場に立った司会のハイヒールーモモコの本音トークが好評で、関西のテレビショッピングではダントツの人気だ。
そして、今では通販はゴールデンタイムの視聴者参加型バラエティ番組にもなっている。
二〇〇三年四月から始まった、テレビ東京系の『産直限定!通販パドル』である。
毎回、全国から選りすぐった、既存の通販で扱っていない二つのグルメ名産・特産品が出品され、生放送で視聴者からの注文を募り、その数の多いほうが「販売権」を得るという内容。
その商品は抽選の上、実際に購入でき、同番組のサイト等でその後の注文も受けつける。
テレビのメジャー特性をこれまでになく前面に出した、新たなエンターテインメントだといえよう。
すべてはインフォマーシャルの輸入から始まったこのところの通販番組の活況には、一〇年近く前から盛んに放映されるようになった海外インフォマーシャル番組の影響が大きい。
インフォマーシャルとはインフォメーションとコマーシャルを合わせた造語で、番組仕立てのCMといったほどの意味だ。
スタイルは、まず司会者が商品提供者か開発者と組んで商品を紹介し、様なその道のプロフェッショナルを招き入れ、または取材し、いかにその商品がスグレモノであるかを謳わせ、最後には手に入れたくなるような気持ちにさせるという手法。
スタジオ公開録画風だったり、ドキュメント風だったり、ディテールの違いはあるが、雰囲気は共通している。
二百でいえば、なんともあざといのだが、テレビの魅力を最大限に活かして作られているため、つい見入ってしまうのだ。
九〇年代のはじめ、私かニューヨークにしばらく滞在した時、最も印象深かったのは、深夜ホテルのケーブルテレビで漫然と眺めたインフォマーシャル番組『アメージングーディスカバリー』たった。
そこで紹介されるのは一風変わった商品ばかりで、観客参加型なところも斬新。
ケントーデリカット似の、いつもド派手なセーターを着たマイクーシビイが、やたらと商品紹介者に茶を入れるのも楽しく、これは日本で放映しても人気が出るだろうと思っていたら、帰国して半年もせず、テレビ東京の『テレコンワールド』という深夜枠で吹き替え版を放映しだしたのには笑った。
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